舞台は再びSUGOに戻ります。 8月の全日本SUGOで大当たりしたミッションプラン。 とにかくこのミッションで思いっきりSUGOを走りたい。 ただそれだけの思いでSUGOの最終戦に出場することを決めました。 このところ閉塞気味の筑波に対し、このSUGOはまだまだタイムアップの余地を感じています。 3日間の走行チャンスがあれば自分を全日本の時と同じようなコンディションまで持っていけるでしょう。 とにかくこの3日間だけは晴れて欲しい・・・ 晴れて欲しい・・・ 晴れて欲しい・・・ とにかく晴れることをひたすら祈っていたらとんでもないことになってしまいました。 このレースウィークの週末目掛けて季節外れの大型台風が2つ同時に発生。 さらに秋雨前線が停滞し、南の海上からは暖かく湿った空気が、北からは寒気が流れ込んで云々かんぬんで、とにかくこれほど大雨をもたらす条件が揃うことは滅多にない・・・とTVの天気予報でも言われてしまうほどの最悪の状況です。 「雨よ降らないで・・・」と祈っていたのに、実に年間降水量の1/4くらいの量の雨がこの週末だけで降ってしまうというのだから、もう笑うしかありません。 当初木曜の晩からSUGOに向かう予定でいたのですが、あまりに確実な大雨予想だったので、出発を1日遅らして土曜からSUGO入りすることになりました。 土曜の午後から雨は上がりましたが前日の大雨の影響が大きく路面には大きな川が残ってしまっています。 この日も走行を見合わせ、とにかく何もしなければ明日の日曜も路面の川が残りそうだったので、無駄な抵抗かもしれませんが、夕方スコップとデッキブラシを持ってコースに出て小規模な治水工事をして明日のレースを待つことになりました。 <10月8日 公式予選・決勝> 昨日の治水工事の甲斐あってかコース上の川は完全に消滅し、完全にドライコンディションでレースができそうです。 ただ残念ながら、コンディションが良いとは言えませんでした。 風です。 強風が吹き荒れています。 時折立っていることすら困難なほどの突風が吹き荒れます。 この風が止まない限り自己ベスト更新の夢は完全に潰えてしまいます。 【公式予選】 風は止みません。 これほどの強風の中を走るのは、昨年の全日本鈴鹿の決勝以来のことです。 ・とにかくバックストレートはまっすぐ走らない 結果走りのリズムがつかめず1分37秒台をマークするのがやっとですが、こんなタイムでも一応予選2番手に2秒以上差をつけてのポールポジションになってしまいます。 【決勝】 決勝の時間を迎えても、とうとう風が止むことはありませんでした。 止むどころか激しさを増しているような気もします。 もはや自己ベスト更新への望みが絶たれてしまっているレースではありますが、今期勝ち星のない自分にとっては強敵不在のこのレースは絶対に落とすわけにはいきません。 まずはスタートなのですが、なんとこれが2001年以来我がレース人生2度目のホールショット。 1コーナーにトップで進入することに成功します。 2001年のときにも感じたことですが、このホールショットというのは最高に気持ちが良いものなのです。 もしかしたらレースをしていて一番気持ちが良い瞬間かもしれません。 そのままこのレースは一度もトップを譲ることなく、とにかく強風だけを相手にしながら、そのまま今期初勝利のチェッカーを受けることになりました。 レース中盤まではチームの後輩の油井君が真後ろに迫っていたとのことですが、全く気がつきませんでした。 自分も油井君もこのレースでは1分36秒台をマークするのがやっとでした。 このコンディションの中での36秒台というペースがどんなものかは分かりませんが、レースが終わったあとのフロントタイヤはザクザクに消耗していました。 それを見ると結構頑張ってたのかな・・・と思ったりもします。 あとは泣いても笑っても、残るは筑波の最終戦のみ。 この最終戦で今年のもやもやを全て吹き飛ばすようなレースをしたいと思っています。 ・・・NEXT・・・ Copyright (C) 2000 駒津歯科医院 All rights reserved. |