全日本SUGOを終えて2週間後のこのレース、今期フルエントリーする予定でいる筑波のレースで、実は密かに一番自己ベスト更新が期待していたレースなのです。 全日本SUGOに向けて積み上げてきたライダーのコンディションと、暑すぎず寒すぎずの気候的なコンディションの両方が期待できるからです。 あとは2戦連続で後塵を拝してきたW選手との対決です。 今年がデビューシーズンのW選手に3連敗するわけにはいきません。 <9月8日 公式練習> 練習走行は2本走ってこの日のベストタイムは1分0秒287。 まあ、いつも通りと言えばいつも通りだし、あまり状態の良くないほうの中古タイヤで、59秒目前のタイムまで出せていることを考えれば悪くないと言えば悪くないといった感じです。 またライバルのW選手はこの日の練習ではあまりタイムを出せていないようで、なんとなく「今回こそは勝てるかな・・・」という気がしています。 <9月9日 公式予選・決勝> 【公式予選】 予選は自分に軍配が上がりました。 1分0秒186のタイムで久々のポールポジション獲得です。 比較的程度の良い中古タイヤで走ったので、59秒台に届かなかったのは不満ですが、W選手とはコンマ4秒弱の差を付けているので順当に行けば逃げ切れそうです。 まあ新品タイヤで走る決勝では59秒台に入れることもそんなに難しいことではなさそうです。 もちろん59秒に入れることが目標というわけではないのですが、その先を目指すにしてもまずは59秒台の走りを完全に自分のものにしなくてはその先は見えてきません。 とにかく決勝レースでは、淡々と59秒台でラップをして、その先への手応えをつかみたいところです。 【決勝】 なんとなく楽勝ムードで迎えた決勝ですが、スタート前のフォーメーションラップでちょっと嫌な予感がします。 フォーメーションラップでのW選手の気迫がすごかったのです。 そこそこのペースで走るライダーを尻目に、W選手だけは思いっきり全開で走っていきます。 「1周目からガンガンいきますよ!!!」 っていうオーラに満ち溢れています。 「あれっ?俺、本当にこいつに勝てるのかな???」 先ほどまでの楽勝ムードは吹っ飛び、そんな思いが一瞬頭をよぎります。 さて、そのスタートですが、完全に失敗しました。 おそらく1コーナーの進入で最後尾まで落ちていたと思います。 一方のW選手はホールショットから、先ほどのフォーメーションラップでの予感どおり、1周目からぐいぐいと後続を引き離しに掛かっています。 1周目での挽回が早ければ手遅れにならずに済んだかもしれないのですが、とりあえず最後方集団の前にでるまでに4周を費やし、この時点でW選手追撃どころか、その後方のセカンドグループですら遥か前方という苦しい展開です。 そこからセカンドグループの後方につけるまで6周、このセカンドグループの先頭にでるまでに4周を費やしたところで、もう残りは4周。 最後の4周だけで、このセカンドグループに5秒をくらいの差をつけてチェッカーを受けますが、最終的にW選手には18秒以上の差を付けられて完敗。 今回は一度も直接対決することなくレースを終えてしまいました。 まあスタートを失敗してしまったので結果的に大差をつけられてしまったのは仕方がないとしても、このレースでは初めてレース中のファステストラップをW選手に持ってかれてしまいました。 W選手のファステストラップが1分0秒188に対して、このレースでの自分のベストラップが1分0秒222。 たった0.034秒の違いしか有りませんが、どちらかと言うとレースの順位よりもラップタイムのほうが気になる自分としては、レースで負けたこと以上に、このラップタイムで負けたことのほうがショックが大きいです。 まあそれはさておいたとしても、
とどんどん条件は良くなっているのに、初日の練習から決勝までタイムが全く変わらないというのも問題です。 これってもしかして俗に言う「ハマっている」っていう状態なのではないでしょうか? なにしろどう頑張っても、このあたりからのタイムアップが効かないのです。 何か自分以外のマシンセッティング的なところにこの低迷の要因があるような気がしてなりません。 とにかくここ筑波は2戦連続で59秒台に届かずレースを終えています。 このまま最終戦でも59秒台に届かないレースをしてしまったら、その時は潔く現時点での自己ベストタイムを生涯ベストとして受け入れるしかありません。 それはすなわち筑波サーキット卒業を意味します。 ・・・NEXT・・・ Copyright (C) 2000 駒津歯科医院 All rights reserved. |